水回りは家の中で最も汚れやすく、こまめな掃除が必要な所です。しかし、どこを掃除すればいいのか、どうやって掃除すればキレイになるのか、という疑問を持ったことはありませんか?
水回りの掃除は、場所ごとにコツや注意点が違います。今回は、水回り場所別の掃除方法などについてご説明いたします。
~水回りの掃除方法と掃除道具~
代表的な水回り4か所の掃除方法と必要な掃除道具についてご紹介します。水回りをキレイに保つために、以下の方法でこまめに掃除しておくようにしましょう。
キッチンの掃除方法
キッチンを掃除する際におさえておきたい箇所は、シンクの内部、排水溝、蛇口まわりの3点です。
シンク内部と排水溝は、油分や食品カスで汚れるため、弱アルカリ性で洗浄力の高い洗剤を使うか重層で掃除するのがポイントとなります。重層をシンクに振りかけた後ラップなどでパックをし、10分ほど放置してから洗い流しましょう。さらに、重層の上から熱した酢をかけると化学反応によってシンクの汚れと排水溝のヌメリが一度に取れるので、おすすめです。
また、排水溝の内部にカビがある場合は、カビ取り剤をまんべんなくスプレーして10分ほど放置した後、ブラシなどで擦ってから洗い流しましょう。カビ取り剤は臭いがきついものが多いので、換気をしっかりすることが重要です。
また、シンクのふちと蛇口まわりは、白い水垢が付着しやすい場所です。水垢はアルカリ性なので、酸性のクエン酸を溶かした水を吹きかけ、水垢を柔らかくしてから擦るとキレイに落ちます。
お風呂の掃除方法
お風呂の掃除は、赤カビ、黒カビ、水垢、垢汚れ・皮脂汚れを落としましょう。赤カビ、垢汚れ、皮脂汚れは床に、黒カビは浴槽と壁の間、タイルの目地に発生しやすいです。そして水垢は、おもに蛇口まわりと鏡、浴槽のふちなどに発生します。
赤カビ、垢汚れ、皮脂汚れは、お風呂用洗剤で洗うとキレイに落ちます。皮脂汚れの黒ずみがひどい場合には、アルカリ性の重層で掃除すると効果的です。
黒カビは、素材の奥に入り込む性質があるので、塩素系のカビ取り剤でカビの根から取り除く必要があります。黒カビ部分の水分を拭き取ってからスプレーをかけ、ラップでパックしてカビに密着させましょう。5~10分を目途に放置した後、シャワーで洗い流すとほとんどの黒カビはキレイに落ちます。
そして、鏡や浴槽のふちにできる水垢は、キッチンと同様にクエン酸水のスプレーをかけてから擦りましょう。
洗面所の掃除方法
洗面所掃除の際におさえておきたいのは、シンク、排水溝、鏡、キャビネットの4点です。
洗面所のシンクや鏡に付着した歯磨き粉や化粧品の汚れは、台所用洗剤で擦ると簡単に落ちます。鏡をピカピカにしたい場合は、ガラス拭き用の洗剤を使って拭くと効果的です。
キャビネットは、棚にホコリが溜まりやすいので、中のものを出して拭き掃除を行いましょう。拭き掃除できない細かい部分は、割り箸の先に布を巻いたものを使って吹くのがおすすめです。
洗面所の排水溝には、髪の毛が絡まっていることが多いです。髪の毛はカビが繁殖する原因になるので、塩素系の排水溝用洗剤をかけて洗い流しましょう。排水溝の詰まり、臭いを防止するのに効果的です。
トイレの掃除方法
トイレでは、便器、便座、タンクまわり、床、壁などを掃除しましょう。
便器の外側や便座、タンクまわり、床、壁は、トイレ用掃除シートで拭き掃除します。日によって掃除する箇所を変えれば、掃除時間を短縮できます。また、見落としがちな便器のふちの裏、ウォシュレットのノズル、便器と床との境目、壁と床の境目なども掃除シートでしっかり拭き掃除しましょう。
便器の内側は、トイレ用洗剤とブラシでしっかり擦り洗いすることが基本です。サンポールなどのトイレ用の酸性洗剤は、ブラシでは落としきれない尿石を落とすのに効果的です。尿石にトイレットペーパーを当て、洗剤をかけてしばらく放置してからブラシで擦りましょう。
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