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エアコンが冷えない意外な原因

エアコンが冷えない意外な原因とは!?

2021年7月25日

「冷房を16度にしてもなかなか冷えない!?」っとお困りではありませんか?

エアコンが冷えない主な原因は【ガス漏れ】【シロッコファンの汚れ】【室外機が直射日光にさらされている】といった原因が多い訳ですが、意外な落とし穴もありますので様々な角度からエアコンが冷えない原因を見ていきましょう。

エアコンが冷えないときに確認するべきポイント

エアコンが冷えない主な原因は

「室内機」

「室外機」

「室内環境」の3つに大きく分けることができます。

1・室内機に問題がある場合

貼るだけホコリとりフィルターなどを付けている

ホコリ取りフィルターが正しく貼られていない場合が多いです。

機種にもよりますがエアコンは、上から空気を吸って下に出しています。

その空気の通り道を全てふさいでしまうと風力が極端に下がってしまいます。

よってシールを剥がして頂くと風力が回復し問題が解決します。

フィルターにホコリがたまっている

フィルターにホコリが詰まると風の通りが悪くなりエアコンの効きが悪くなる事があります。

フィルターをお掃除しましょう。

エアコン掃除が簡単にできる!効率的な方法と道具をプロが解説

室内機の熱交換器に霜がついている

冷媒ガスが漏れている可能性があります。

販売店に連絡して修理してもらいましょう。

おおよそ2万円前後の修理費用になるかと思います。

送風口から出てくる風が弱い

シロッコファンがカビとホコリで詰まっている可能性があります。

プロに依頼してお掃除してみましょう。

風力が回復します。

送風口から出てくる風が強くなったり弱くなったりと不安定。

こちらの場合も上記と同じくシロッコファンの汚れである可能性があります。

上記の写真は、三菱制ですが送風口から出てくる風が強くなったり弱くなったりと不安定になり完全分解のお掃除を依頼されました。

凄く強い汚れでしたが洗浄後に症状は改善してしっかり冷えるようになりました。

全メーカー共通して汚れが酷くなると発生しえる症状ですが日立製が少し多いような気がします。

電源は付いているが暫くするとシロッコファンが止ってしまう。

サーミスタとは、温度変化に対して電気抵抗の変化の大きい抵抗体のことで、この現象を利用して温度を測定するセンサーとして利用されています。

拡大図

最初は動いていて暫くすると止ってしまう場合は、サーミスタ(温度センサー)の故障かもしれません。

エアコンは、リモコンで指定された温度に到達すると停止する場合があり

指定した温度に達していないのに止まってしまう場合は、サーミスタの故障、サーミスタの腐食などが考えられます。

販売店に連絡して見て頂きましょう。

運転ランプ、タイマーランプ、クリーンランプ等が点滅している。

エアコンが故障しているかどうかを確認する場合「運転ランプ」の点滅状況を見る事で判別が可能な機種や、リモコンで「お知らせボタン」を押してエラーコードを出す機種など様々ですので、いつもと違う動きの場合は、取扱説明書を確認してみましょう。

2・室外機に問題がある場合

室外機の前に物が置いてある

 

室内機がすい込んだお部屋の空気の熱を外にすてるとき、ふき出し口の前に物を置いたり、カバーでおおっていると、熱がにげられなくなってしまう。

せっかくすてた熱を、また、すい込んでしまうと、お部屋をすずしくする力が弱くなってしまいます。

直射日光が当たって室外機が熱くなっている

夏場、室外機に太陽の光が直接当たっていたり、地面に反射(はんしゃ)した太陽の光に照らされたりしていると、そのまわりはとても温度が高くなってしまう。そうすると、室外機が熱をすてられなくなってパワーダウンになります。

外気温43℃で1時間の連続運転が可能というJIS基準がありますが、逆に43℃以上で長時間運転を強いられた場合、室外機(コンプレッサー、基盤)が故障しないように強制停止する機能が付いている場合があります。

室外機が停止すると室内機の温度は下がりません。

この場合、日中は効きが悪いけど、日が落ちると効きが回復します。

対策としては、日よけ遮熱パネルを設置して直射日光から室外機をカバーしてあげましょう。

室外機の熱交換器に霜がついている

冷媒ガスが漏れている可能性があります。

販売店に連絡して修理してもらいましょう。

室外機の背中部分のアルミフィンがホコリやワンちゃんの毛などで詰まっている

室外機のアルミフィンにホコリなどが詰まっている場合は、風の通りが悪くなり、室外機の冷却機能の妨げになり、室外機が必要以上に熱を持つ事で室内機の冷えが悪くなります。

対策としては、アルミフィンに付いたホコリなどを除去する事ですが、除去する際に誤ってアルミフィンを変形させてしまうと逆効果になります。

自信がない方は、お掃除のプロに依頼してお掃除して頂きましょう。

3・室内環境に問題がある場合

エアコンの馬力と部屋の広さが合っていない

よく店頭で見かけるこのラベルで見る所は、畳数ではなく能力(〇.〇kw)の部分です。

では、どのぐらいの能力が必要かですが、家屋の断熱性、場所や周囲の環境等に応じて変わります。

あくまで目安程度ですがシミュレーションできるサイトがいくつかあります。

http://www.id-c.co.jp/cgi-bin1/fukacheck/ac-doc.html

リモコンの不具合

リモコンに温度センサー機能が付いている場合センサーが故障していると当然適切な室温まで下がりませんし、リモコンを何処に置いているのかでも指定した温度にならない事があります。

無線LANを利用した温度管理、スマートリモコンの設定不具合などでも同じく指定した温度にならない事があります。

いつの間にか送風や省エネモードに切り替わっていたといううっかりミスも。

【対処法】

・リモコンの表示をしっかり確認する。

・リセットを行ってみる。

・電池交換をしてみる。

【おまけ】

凄く寒い時、暖房運転中にエアコンが停止しまう事があります。

それは、室外機が凍ってしまった時に室外機の霜取り運転に室内の暖房エネルギーを回してしまうため、一時的に室内の暖房が停止することがありますが故障ではありません。

さて、エアコンが冷えない原因と確認箇所を幾つかご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

エアコンも電化製品ですのでいつかは寿命がきて動かなくなる日が来ます。

エアコンの平均寿命は、約14年だと言われていますがこれは、エアコンをメンテナンス(お掃除)する文化が無かった時代の平均寿命ですので、使い方やメンテナンス(お掃除)次第では平均寿命が延びる事は間違いありませんね。

ただ、エアコンの場合、メーカーさんの部品保有義務年数が9年~10年ですのでそこは注意が必要ですね。

では、お家時間を快適に過ごされる事を心からお祈り申し上げております