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エアコン節電術

猛暑日を記録するような夏場や、寒さの厳しい冬など、予想以上に電気代が高くなりませんか?

その原因はエアコンかもしれません

今回はエアコンの電気代相場や、運転モードによる電気代の違いなどをご紹介します

あわせて、電気代を抑えるポイントもチェックしてみましょう

エアコンの消費電力は夏に53%冬でも30%

家庭の中で最も多く電気を使用しているのは夏に限ると

資源エネルギー庁の「『家庭の節電対策メニュー』(ご家庭の皆様)(平成25年4月)」によると、

夏の日中(14時頃)のエアコンの消費電力は、その家庭の全消費電力の53%を占めています。

2位は冷蔵庫の23%なので、

いかにエアコンが多く電力を消費しているかがわかります。

また冬の夕方(19時頃)のエアコンの消費電力は全体の30%でやはり1位です

エアコンの年間の電気代はどれくらいでしょう

製品のスペックや性能、使い方によっても電気代は変わりますが、大雑把に年間電気代の目安を記すと、次のようになります。

運転方法を工夫してエアコンの電気代を節約する方法

エアコンは運転方法を工夫することで、ある程度電気代を抑えることができます。節約のための運転方法をご紹介しましょう。

自動運転を活用する

電気代を気にして風量設定は微風や弱風を選んでいないでしょうか?

そうすると実は、なかなか室温が設定温度に達することができず、エアコンが運転し続けるため無駄な電力を使うことになります。

最近のエアコンは自動運転にしておいた方が風量を適切に調節して効率的に設定温度にしてくれます。

設定温度と風向きを調整する

設定温度は、夏は少し高めに、冬は少し下げると節約できます。

冷房の設定温度を1℃上げると【約13%】の節電

暖房の設定温度を1℃下げると【約10%】の節電になると言われています

環境省では省エネのための目安として、夏の冷房時は28℃に、冬の暖房時は20℃を目安にするよう呼びかけています。

【POIN】

温かい空気は上に上がって天井付近に、

冷たい空気は床上付近に溜まる傾向があります

部屋の中に温度ムラができるとエアコンの冷暖房効率が下がります

風向きはそのことを踏まえて冬は下向きにするのが効率的です

夏は風向きを水平にするとムラなく冷房できます

フィルターを清掃で5%の節約

フィルターにゴミやホコリが溜まると冷暖房効果が弱くなります

その分、無駄な電気を使うことになり、電気代で5~10%も損をしてしまうと言われています

フィルターは2週間に1回のペースで清掃するのが理想です

室外機の負担を減らす

フィルターと同じように、室外機も掃除や手入れをするべきです

ゴミやホコリによって効率的な運転ができなくなって電気代が余計にかかるうえ、そのまま放置していると故障の原因になります

また、とくに夏、直射日光によって室外機が熱くなると上手く放熱ができなくなり、室外機の働きが悪くなります

吸込み口や吹出し口の近くに物が置いてある場合や、冬の積雪も給排気を妨げます

日よけや雪よけを設置し、周囲を片付けるなどして室外機の負担を減らすよう心がけましょう

扇風機やサーキュレーターを併用する

部屋の温度ムラを防ぐにはエアコン本体の風向きだけではなく、扇風機やサーキュレーターを使って空気を循環させるのも効果があります。冷房時は冷たい空気を扇風機・サーキュレーターで自分に送るようにすると涼しく感じます。

窓やカーテンの断熱対策を行う

窓やカーテンに断熱・遮熱対策を行うと外気の影響を受けにくくなり、冷気や暖気を逃さない効果も期待できます。

夏はカーテンやすだれ、遮熱シートなどを使って日差しを防ぐ工夫をしましょう。

冬は厚手のカーテンやブラインドが効果的です

断熱・遮熱シート料金目安

■大窓2枚一組 約12,000円(税込)

半間目安90㎝×180㎝

■中窓2枚一組 約9,000円(税込)

半間目安90㎝×90㎝

■小窓2枚一組 約6,000円(税込)

半間目安30㎝×90㎝

※一部凹凸ガラス/ザラザラガラスは対応不可の場合があります

※ご注文は1万円以上からとなります

電気料金1.3倍に高騰!?

電気料金の値上げのニュースがテレビやWebメディアなどで多く取り上げられている原因の一つとして、燃料費調整額が挙げられています

平均的な家庭の電気料金は、10社とも過去5年で最高水準で、1年前より約1~3割の値上げになっています

東京電力は1898円、中部電力も1870円高くなっています