「洗濯機のクリーニングってそもそも必要なの…?」
と思った事ありませんか?
長いこと洗濯機を洗浄していない方もいるのではないでしょうか。
内側は綺麗に見える洗濯槽も、外側は目に見えない分汚れが溜まっています。
洗濯槽汚れの原因
洗濯した衣類をいざ乾かそうと取り出すと、
せっかく洗った洗濯物に黒いカスがこびりついていたなんて経験ありませんか?
実はこれ、洗濯槽の外側にこびりついている黒カビなんです。
洗濯機にはこの黒カビ以外にも洗剤の残りカスや、水垢、糸くずなど、カビの繁殖を促す汚れがたくさんあります。
本来、衣類をきれいにするはずの洗濯機自体が汚れていたら大事な洋服を洗うことを躊躇ってしまいます。
また、洗濯機の汚れを長いこと放置していると、様々な健康被害を引き起こす恐れがあります。
洗濯槽のカビ汚れが洗濯した衣類に付着すると自然と体内にカビを吸い込んでしまいます。
洗濯槽のカビ汚れを放置しカビを吸い込み過ぎると、
アレルギー、ぜんそく、過敏性肺炎、肌荒れニキビの症状を引き起こす原因になります。
私たちの肌に直接触れる衣類やタオル類から、
細菌の付着を回避する為にも定期的な洗濯機クリーニングは非常に重要です。
洗濯機クリーニングは自分でどこまでできる?
多くの洗濯機に付いている「樽洗浄」機能で市販の洗濯槽クリーナーを入れて洗浄するというのが
自分でできる一般的な洗濯機洗浄ですが、樽の裏側まで徹底洗浄まではなかなかできません。
しかし自分で分解して洗濯機クリーニングをする事もお勧めできません。
万が一、分解をして不具合が生じてもメーカーの保証は効きません。
また、複雑な構造の洗濯機内部を下手に触ると感電やケガをする恐れもあります。
洗濯機クリーニングの費用の相場は11,000~25,000円です。
金額だけ見ると高く感じられるかもしれませんが、
リスクをとるよりプロのクリーニング業者に依頼した方が良さそうです。
プロがやる洗濯機のクリーニング
実際のプロの洗濯機クリーニングはどこまでやってくれるのでしょうか。
業者により実施内容は異なりますが、洗濯機クリーニングには2種類の洗浄方法があります。
完全分解洗浄
洗濯機を分解し、洗濯槽を完全に取り外して洗浄を行います。
分解しないと見えづらい洗濯槽の奥底の汚れも徹底洗浄できます。
洗濯槽を取り外す為、洗い残しがなく新品同様の仕上がりが期待できます。
その分、時間は分解しない洗浄より倍はかかります。
洗濯機を購入後、3年以上洗濯機クリーニングせず放置しているものに関しては一度、
分解して徹底洗浄した方が良いかと思います。
所要時間:2~3時間
費用相場:¥13,500~¥25,000
ブラシ除菌洗浄
洗濯機の分解を行わず、電動のドリルブラシなどで洗濯槽の外側に付いた汚れを洗浄していきます。
ブラシの行き届かない汚れは、専用の洗浄液で長時間浸け置き洗いを行い、徹底的に汚れを取り除きます。
所要時間:1~2時間程度
費用相場:¥11,000~¥20,000
洗濯機クリーニングの依頼頻度は?
洗濯機クリーニングは、ご家庭の洗濯機の利用状況によって異なります。
また、業者の洗濯機クリーニングのみに頼らず、自身で定期的な樽洗浄も必ず行いましょう。
洗濯物が多く1日に3回以上洗濯機を回すご家庭は、1年に1回の洗濯機クリーニング、月に1回の樽洗浄をしましょう。
一人暮らしなど、1日に1回に満たないペースの利用頻度の場合は2~3年に1回の洗濯機クリーニング、
3ヶ月に1回程度の樽洗浄が望ましいです。
高温多湿になりやすい夏場は特に洗濯槽の黒カビが発生しやすい季節です。
1つでも当てはまる方はすぐにでも洗濯機クリーニングを依頼する事をお勧めします。
まとめ
洗濯機クリーニングは業者に1~2年に1回程度依頼をしましょう。
また、自分でもカビの繁殖をおさえる為に、使用後は蓋を開けたままにする、洗濯槽に洗った衣類を放置しないなど、
洗濯機内に湿気がこもらないよう日々のケアを充分に行いましょう!